近年の人手不足を背景として、建設業界で働く外国人材は増加傾向にあります。それは今後更に増加していくと予想されています。外国人材の採用を検討する建設企業の中には、「コミュニケーションの壁」「文化の違い」「スキル」など漠然とした不安を感じている向きも少なくないのではないでしょうか。外国人材採用にあたっては「在留資格を有しているか」など、気を付けるべき基本的なポイントがあります。
技術・人文知識・国際業務とは、工学や自然科学、法律学など各専門分野を活用した業務に従事するための在留資格です。外国文化に関する思考や、感受性を必要とする業務も該当します。主に専門知識・技術をもった外国人の方が、日本で働きやすくなるための制度です。就労先があれば日本で働き続けられます。
また、技術・人文知識・国際業務の在留資格をもっている方は、家族を日本に滞在させることもできます。在留資格をもつ方の配偶者や、子どもに限られていますが、日本に来て家族で暮らせる制度です。永住権の取得に関しても、技術・人文知識・国際業務の在留資格をもっていれば申請できます。
「技術」に該当する職種
「技術」とは、自然科学や工学、理学など理系分野を対象としています。
【該当する業務の例】
- ゲーム開発のサポート業務、システム設計、試験、検査など
- ソフトウェアエンジニア
- 電気通信設備業者のプログラマー、システムエンジニア
- 自動車メーカーの、製品開発やテスト、社員指導など
- 自動車メーカーのCADエンジニア、プロジェクトマネージャー
- 証券会社等のシステム開発エンジニア
- 航空機整備会社でのシステム解析や、テクニカルサポート業務「人文知識」に該当する職種
「人文知識」に該当する職種
「人文知識」とは法律学や経済学、社会学、その他人文科学の分野を対象としています。
【該当する業務の例】
- 海運会社における運航業務や社員の教育指導
- 貿易に関する会計業務
- 企業間取引におけるコンサルタント業務
- 総合食料品会社における営業や管理業務
- 建築会社での建設事情調査国際業務」に該当する職種
「国際業務」に該当する職種
「国際業務」とは、外国文化に関する思考や感受性が必要な業務を対象としています。
【該当する業務の例】
- 雑貨輸入業者における取引の通訳や、翻訳業務
- 自動車メーカーのマーケティング支援として、海外店舗との連携強化や現地調査業務
- 航空会社での空港旅客業務や、外国航空会社との交渉、連携業務
- 航空会社の国際線乗務員や、社員研修における語学指導業
- 語学教室の講師
ハヤシコーポレーションで派遣可能な職種
技人国（高度人材）エンジニア【現場管理、設計、積算、CADオペレーター他】
当社では各国のトップクラス大学で専攻卒業したレベルの人材等を世界中からスカウトして無期雇用し、現在まで各企業から高い評価を得ています。外国人材の派遣採用、直接雇用を検討されているのであれば、是非ご相談ください。
